今回の画像は2006年当時、描かせてもらっていた「エンジェル倶楽部」誌の新年号くらいのフリートークコーナー用の原稿のコピーにコピックで着色したもの。
乳首に貼ったグラデーションのトーンが乳輪のブツブツ感を表現しているような・・・??
猫自画像キャラがフキダシの中でふれている作品
「犬の刻印」はエンジェル倶楽部で描いた作品でヒロインのシャイな女子大生の眼鏡ッコが自分の愛犬とドッグトレーナー(男)やその関係者に犯されちゃうという獣姦と野外露出と乱交と調教の3部作?です。
「犬の烙印」を含む8作品を収録した単行本「淫の烙印」は絶版ですが中古でよろしければお安く手に入りますよ。
DMMさんで電子書籍でも配信中。http://www.dmm.co.jp/dc/book/-/detail/=/cid=b061aangl00431/
「愛の烙印というタイトルで携帯コミックでも配信中です。
この「淫の烙印」は個人的には正直、黒歴史。エライ痛い目に遭ったという曰くつきの単行本ですw
実は連絡ミスで単行本の発売日と作業スケジュールが私に知らされていなかったんですよね。
表紙カラーなどのラフ画を何枚か担当編集にFAXしたあと連絡がまったくなかったので「まだ先の発売でノンビリしているんだろう」と思っていたら・・・。
ある日
「明日デザイナーさんに表紙カラー渡さないと間に合わないんですけど出来てますか?」という電話が来たという。
「今、この電話で初めて発売日聞きましたよ!今までラフ画の返事も進捗状況の確認も催促もなしで、いきなり?!」と青天の霹靂というのを人生初体験。
いろいろ押し問答したのですがスケジュール変更もならず、
表紙・裏表・右袖・左袖とカラー4枚を20時間ほどで下書きから完成まで一気に描きました。この業界「表紙買い」という言葉があるくらい表紙は大事なのにそんな突貫工事で仕事したんだから・・・まぁなんというか。返本率高かったらしいです、トホホ。
売れ行き不振の原因を担当編集と検討していたら
「表紙がイマイチでしたかね~」とか他人ごとのように言うので
「そりゃ私のせいだけじゃないでしょう」と言ったら
「ま、今さら仕方ないですよ」と流したのには驚きを通り越して脱力しましたw
仕方ないのは確かだけど、お前がそれを言うか!!ww
編集はサラリーマンだから単行本売れなくてもすぐには困らないけど、漫画家は次の本が出しづらくなるから困るんだよ!!擁護するならば2006年から2007年にかけてエンジェル倶楽部誌は世代交代時期だったのか編集部も作家も人の入れ替わりが多くゴタゴタしていたので、まぁ巡り会わせが悪かった、ということになるのかもしれませんが・・・。
くだんの編集さんも「淫の烙印」の発売数ヶ月後に転職していなくなっちゃいましたしね。
わたしもこの1件で
「編集さんに任せっぱなしにしないこと」
「スケジュールとお金と契約書はしっかり確認、不明な点は必ずつぶす」
「編集プロダクションが仲介しているときは時はさらにしっかり念入りに疑問点はつぶして任せっぱなしにしない。場合によっては元受に確認する」という教訓を得ることになりました。
ま、いい勉強になりました。
一つ賢くなったと思っていたら・・・その数年後にまた勉強することになるんですけどね(汗)
世の中には上には上がいる、ということで。
その辺はまた別の機会に~。